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「第3回 平原綾香 Jupiter 基金」活動報告

「第3回 平原綾香 Jupiter 基金」の寄付先
東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」では、3/14~4/14まで海外ホームステイの参加者を募集中!

「第3回 平原綾香 Jupiter 基金」からの寄付金は以下のプロジェクトで役立てられています。

東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」では海外ホームステイの中高生参加者を募集中。
被災児童の自立心育成と、復興の担い手つくりを目的に実施されています。

本年度の概要はこちらをご覧ください。

http://support-our-kids.org

コンサートの前半、今回の寄付先「Support Our Kids」の企画委員であり、駐日ニュージーランド大使館 大使付 エグゼクティブオフィサー 宮﨑智世さんにご挨拶をいただきました。

宮﨑さんからは、平原綾香 Jupiter 基金によるチャリティコンサート開催及びご来場いただいた皆様への御礼と共に、Support Our Kids発足のきっかけや、活動の内容、子ども達の成長についてのお話がありました。

宮﨑智世様 ご挨拶

Support Our Kidsは、東日本大震災で被災した子ども達の自立をサポート、復興を担うリーダーを東北から育てていくプロジェクトです。

2011年2月22日、New Zealandがクライストチャーチ地震で大ダメージを受けた際、New Zealandが大好きな日本人や、在日のNew Zealand人が「New Zealandを支援しよう」と立ち上がったことに、当時の駐日ニュージーランド大使 イアン・ケネディ氏(現・Support Our Kids実行委員会 名誉会長)が強い感謝の気持ちを抱いたことが、Support Our Kids発足のきっかけになりました。クライストチャーチ地震の3週間後、日本が東日本大震災に見舞われた際、ケネディ氏は「被災国同士、手を携え、ともに復興に向け歩んでいこう。まずは、東北の子ども達50名を我が国に迎え、勇気づけたい。」と3週間のホームステイプログラムを日本側に提案、実施されたのです。

3週間のホームステイを経験した子ども達は、見違えるほどに成長して帰国しました。現在は、「次は、自分達が誰かの為になりたい」という想いから、「HABATAKI」という復興プロジェクトを子ども達自身で企画し、活動しているのです。

ニュージーランドと日本で始まった活動は、今現在、世界12ヵ国の大使館が賛同し、342名の子ども達を海外に送るほどの活動に成長いたしました。
ニュージーランドはもちろん、各国の大使館ともに、ひとりでも多くの子どもに海外経験を提供し、彼らが自らの手で明るい未来を切り拓いてゆけるよう2020年までサポートしていきたいと考えているのです。ぜひ、引き続きのご支援をお願いしたいと思っております。

本日はありがとうございました!

このようなご挨拶をいただきました。
平原綾香 Jupiter 基金では、引き続き、Support Our Kids、そして東北の子ども達の笑顔を応援していきたいと考えております。

Yahoo!ニュースに記事が掲載されました。

「その時一番困っている人を助ける」チャリティーコンサートを毎年開催
  平原綾香、人を想い、歌う

1月19日東京国際フォーラム ホールC

<平原綾香 Jupiter基金>チャリティーコンサートで、クリス・ハートと共演

1月19日、東京国際フォーラムホールCの客席からは、ステージに向かって「ブラボー!!」の掛け声が飛び交っていた。1曲1曲全身全霊で歌い、その圧倒的な表現力で歌を伝えようとするその姿勢に、聴き手は感動し「ブラボー!!」と絶賛する。その歌い手は平原綾香。低音の重みのある迫力ある声から、豊かで瑞々しい中音部、そして伸びのある高音部と、声の幅の広さで、歌をより感動的に伝える事ができるシンガー・ソングライターだ。

この日行われたのは『第3回 平原綾香 Jupiter 基金 My Best Friends Concert 〜顔晴れ(がんばれ)こどもたち〜』で、2015年に世界中の子供達を救済するために自身が設立したのチャリティーコンサートだ。スペシャルゲストにクリス・ハートを迎え、二人の極上の歌に客席は酔っていた。

このチャリティーコンサートはこれまでに2回開催され、この基金の大きな特⻑である、その時最も困っている人を助けたいという思いから、毎年支援先を決めている。コンサート収入より経費を除いた金額とグッズの制作費を除いた全額と、会場で募った募金を第1回目(2015年12月)はNPO法人「ACCL(アジア チャイルドケアリーグ)」を通じ、小児がんで苦しむ子供とその親に寄付し、2回目(2016年12月)は「クラリーノランドセル基金」と協力し、アフガニスタンの子供達を無料診断している「アフガン医療連合」へ医療品支援として寄付している。

今回の寄付先は“東日本大震災被災児の自立支援”“復興のリーダーづくり”を目的に発足した「Support Our Kids」(サポート・アワー・キッズ)。ひとりでも多くの子供達に、海外経験を通して自立のきっかけをつかんでもらいたいと、これまでに342人(2017年1月現在)が海外へ渡っている。平原は「たくさんのお客様に来ていただき、たくさんの子供が笑顔になっています」と感謝した。

平原は2003年、イギリスの作曲家・ホルストの組曲「惑星」の第4曲「木星」を原曲にした「Jupiter」でデビュー。いきなりミリオンヒットを記録。翌年発生した中越地震では、被災者の応援歌として「Jupiter」がラジオで繰り返しオンエアされ、その歌詞が人々を励ました。平原はこの時の事を公式サイトで「2003年にデビューしたばかりの私は、歌うことしか出来ないもどかしさを抱えていました。音楽で何ができるのだろう、私は何のために歌うかを自分に問いかける日々の中で、歌うことへの意味を教えてくれたのは、私の歌を聴いてくださった傷ついた方々でした」と語っている。この時の想いが設立の強い思いにつながっている。ちなみに、毎年行われる新潟県の⻑岡花火大会では、今も「Jupiter」をBGMにした復興祈願花火が、人々の祈りとともに打ち上げられている。

そして2011年に東日本大震災を経験し、平原の、傷ついた人を歌う事で救い、手を差し伸べたいという想いをさらに強くして、デビュー13年目を機に、「“顔晴る(がんばる)”力を届けていきたい」と、音楽を通じて社会貢献、様々な支援するためにこの基金を設立した。決して一過性のものではなく、毎年1回を目標にコンサートを開催し、継続的にコンサートの収益から制作費を除いた全額を支援金として寄付している。

鳴りやまないスタンディングオベーション

この日のコンサートはドラム、ベース、ピアノ、そして平原の父で日本を代表するサックス奏者の一人、平原まことのサックスという構成で、シンプルながらも豊潤で奥行きのある演奏で、平原の歌に寄り添い、客席に真っすぐ届けていた。平原とクリスのデュエットもあり、またクリスが中島みゆきの「糸」をカバー、平原が中島から提供してもらった「アリア-Air-」を披露するなど、中島みゆきナンバーを競演した。アンコールの最後に「Jupiter」を披露。その圧巻の歌にスタンディングオベーションがしばらく鳴りやまなかった。

「もっとが独り歩きしていって欲しい」(平原)

彼女の声と歌によって、コンサート会場にいた人は癒され、勇気づけられた。そしてこの瞬間は、コンサート会場には来ることができなかった、多くの傷ついた人達の事も癒し、勇気づけるという事につながっている。その事を、鳴りやまない拍手を浴びる彼女の姿を見ながら、そして「これからもっとが独り歩きしていってもらいたい。毎回、寄付先を決めていないので困っている場所があったら、駆け付けていくという「Jupiter」歌詞の通り、しっかり誠意を込めて、心に寄り添いながら活動していきたい」という、彼女の言葉をかみしめながら、強く感じた。

出典:Yahoo! Japanニュース 2017/1/26 掲載記事『「その時一番困っている人を助ける」チャリティーコンサートを毎年開催 平原綾香、人を想い、歌う』
2017年度 Support Our Kidsのホームステイは33名の中高生が参加されフランス・アイルランド・オーストラリア・ニュージーランド・カナダへホームステイされたとのご報告をいただきました。
皆様のご協力、誠にありがとうございました。